庭木の剪定
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作業時期
年に1回程度
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作業時間
1時間~
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難易度
Easy
年に1回程度
1時間~
Heard
・定期的な剪定で、普段のお手入れもしやすくなる
・常にお庭をキレイな状態に保つ
・樹木の成長を促し、花付きや実付きをよくする
・病気や害虫の繁殖を予防する
・剪定用ハサミ(剪定バサミ・木バサミ・高枝バサミなど) … 用途に合わせてご検討ください
・剪定用のこぎり … 用途に合わせてご検討ください
・グラインドカッター … 用途に合わせてご検討ください
・癒合剤 … 500円〜1,000円程度
・軍手
・ゴミ袋
ご自身で剪定をされる場合、秋前~冬にかけてがおすすめです。この時期は虫も少なく、剪定後のゴミも草木が生い茂る春夏と比べて少ないため、作業がしやすいです。
剪定にはいくつか種類があります。ご自宅の樹木の種類や状況に応じて、適切なものをお選びください。
(1) 透かし剪定・・・伸び過ぎたり、込み過ぎたりしている枝を適度に透かす剪定方法です。枝の密度を適切にすることで、日当たりや風通しを改善することができ、樹形を良くすることができます。
(2) 切り戻し・・・枝を半分~1/3あたりで剪定し、樹幹を保つ方法です。野菜や花卉などで、収穫や開花を促進させるために行うことがあります。
(3) 刈り込み・刈り上げ・・・生垣などで伸びてきた枝を一気に刈り込む方法です。完成後の大体の大きさをイメージしながらハサミでカットしていきます。
枝は基本的に「付け根」から切ります。枝の付け根を中途半端に残してしまうと、コブになったり、枯れてしまう原因となってしまいます。
枝分かれしていたり、「芽」がある場合には、そのすぐ上で切ります。そうすることで、剪定後も自然な形に成長します。
剪定後は、枝先ほどよく成長しますので、切ったあとの成長をイメージしながら切る枝を選びます。
ハサミで切れないような中~太い枝を切るときには、ノコギリを使います。上から一気に切り落とそうとすると枝の重みで幹まで裂けてしまうことがあるので、注意が必要です。
(1) 枝の下からノコギリを入れ、1/3くらいの深さまで切り込みを入れます。
(2) 下から入れた切れ目より、5cmほど先の位置で上から刃を入れ、枝を切り落とします。(1)で入れた切れ込みがあるので、幹まで裂けることはありません。
(3) 切り残した根本の部分を、付け根から切り直します。
(4) 切り口に癒合剤を塗ります。
作業時間や難しさなどは、お庭の広さや樹木によって変わります。お手入れの方法は樹木の種類によって変わりますので、事前に木の性質を調べた上で選定を行うようにしましょう。
庭木のお手入れは、少しずつでも定期的に行うことがおすすめです。手が付けられなくなってから専門業者に依頼をすると、費用がかさみます。また、年末は業者が混み合いますので早め早めの準備が肝心です。
ご自宅の木の種類や状態が分からないときには、無理をせず専門業者に確認してください。